Won. Studio

導入編 03🪟Claude Code を Windows に入れる

ここまでの2本は Mac の画面でした。今回は Windows です。

やることの骨格は Mac と同じで、公式の1行を貼って、ログインするだけ。ただ Windows には Mac に無いつまずきが2つあります。PATH を自分の手で足すところと、ログインの認証コードを自分でコピーして貼るところです。

この2つを知らずに始めると、たぶん途中で止まります。逆に言えば、そこだけ先に知っておけば25分で終わります。

Mac 編を読んだ方へ

用語の説明(PATH とは何か、フォルダの信頼とは何か)は Claude Code を Mac に入れる に書いた通りなので、こちらでは繰り返しません。Windows で違うところを中心に書きます。


今回の流れ

PowerShell を開く、Claude Code を入れる、ログインする の3段階

3段階です。黒い画面(PowerShell)を開く。1行貼って入れる。ログインする。

Mac でターミナルだったものが、Windows では PowerShell になります。名前と見た目が違うだけで、役割は同じ「コマンドを打つ窓」です。

始める前に用意するもの

Windows 10 (1809以降) / 11、Claudeの有料プラン、インターネット接続
  • Windows — 10 なら 1809 以降、または 11。x64 でも ARM64 でも動きます

  • アカウントClaude の有料プラン(Pro / Max / Team など)

  • ネット — インターネット接続

管理者として実行する必要はありません。 ここは安心してください。会社から借りているパソコンで「管理者権限がないから諦めた」という方がときどきいますが、Claude Code は自分のユーザーのフォルダに入るので、管理者でなくても入ります。

無料プランでは使えません。ここは Mac と同じです。


PART 1 PowerShell を開く

スタートボタンを押して検索欄へ

Windowsのスタートボタンを押すと検索欄が開く

画面の下にある Windows のマークを押します。上に検索欄が出ます。

「powershell」と入力して開く

検索結果の一番上に出る Windows PowerShell を選ぶ

powershell と打つと、候補がいくつか出ます。一番上に出た「Windows PowerShell」でいいです。

下に ISE(x64)(x86) と付いたものが並びますが、今回はどれも要りません。迷ったら一番上、と覚えておいてください。


PART 2 Claude Code を入れる

公式の1行を貼って Enter

PowerShell に irm https://claude.ai/install.ps1 | iex を貼り付けた画面

公式の1行はこれです。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Mac の curl が、Windows では irm になります。`irm` は「ネットから取ってくる」、`iex` は「取ってきたものを実行する」という意味です。あいだの | は、前の結果を後ろに渡す記号。つまり「claude.ai から取ってきて、そのまま実行する」と書いてあるだけです。

画面をよく見ると、その前に cd ~ を打っています。これは自分のホームフォルダに移動するという意味です。PowerShell は最初 C:\WINDOWS\system32 にいることがあり、そこはシステムのフォルダなので、自分の場所に移ってから作業したほうが気分がいい、という程度の話です。やらなくても入ります。

ここが一番つまずく

not in your PATH の警告が出ているインストール完了画面

Claude Code successfully installed! と出て、バージョンと入った場所が表示されます。ここまでは成功です。

問題はその下。 赤枠のところにこう書かれています。

Native installation exists but C:\Users\demo\.local\bin is not in your PATH.

「入れたけれど、置いた場所が PATH に入っていない」という報告です。この状態で claude と打っても「そんなコマンドは無い」と言われます。ファイルはあるのに、パソコンが探しに行かないから見つからない、という状態です。

Mac でも同じことが起きますが、Mac は1行コマンドを実行すれば直りました。Windows は、この後の画面操作で自分の手で足す必要があります。 ここが一番の違いです。

ありがたいことに、やり方はこのメッセージ自体に書いてあります。 「System Properties → Environment Variables → Edit User PATH → New」。次の4枚で、その通りにやっていきます。

スタートで「path」→「環境変数を編集」

スタートの検索で path と打ち、環境変数を編集を選ぶ

またスタートを押して、path と打ちます。

ここに罠があります。 一番上のベストマッチに出てくるのは「システム環境変数の編集」です。選ぶのはそれではなく、その下の「環境変数を編集」です。

上を選ぶとパソコン全体の設定を触ることになり、管理者の許可を求められます。今回必要なのは自分のアカウントの設定だけなので、下で足ります。

上の欄の「Path」を選んで「編集」

ユーザー環境変数の一覧からPathを選び編集を押す

窓が上下に分かれています。

  • = 「〇〇のユーザー環境変数」= 自分のアカウントだけの設定

  • = 「システム環境変数」= このパソコンを使う全員の設定

触るのは上だけです。 下は触らないでください。上の一覧から Path を選んで「編集」を押します。

「新規」で1行追加する

新規を押して C:\Users\(ユーザー名)\.local\bin を入力する

右側の「新規(N)」を押すと、空の行が1つ増えます。そこに入れるのはこれです。

C:\Users\(ユーザー名)\.local\bin

`(ユーザー名)` は自分のものに置き換えてください。 分からなければ、さきほどの not in your PATH のメッセージにフルパスが出ているので、そこからそのまま写すのが確実です。

打ち終えたら Enter。

Path に足されていることを確認して「OK」

Pathの値に追加されたことを確認する画面

Path の値の末尾に、いま足した場所が付いているのが見えます。

開いている窓を、全部「OK」で閉じてください。 「編集」の窓だけ閉じて「環境変数」の窓を×で閉じると、保存されません。見落としやすいところです。

PowerShell を開き直して claude --version

PowerShellを開き直して claude --version を実行した画面
claude --version

必ず PowerShell を閉じて、開き直してください。 開いたままだと PATH の変更が反映されません。

理由は、環境変数はプログラムが起動したときに読み込まれるからです。いま開いている PowerShell は、PATH を足す前の内容を握ったままなので、何度打っても見つかりません。閉じて開き直すと、新しい PATH を読んでくれます。

バージョン番号が出れば、ここまで完了です。


PART 3 Claude Code にログイン

claude と打つと、最初に画面の色を聞かれる

claudeを起動するとテーマ選択画面が出る
claude

最初に「文字の見た目をどれにするか」を聞かれます。そのまま Enter で大丈夫です。 あとで /theme と打てば変えられます。

ログイン方法は「1」

ログイン方法の選択画面。1. Claude account with subscription を選ぶ

3つ出ますが、有料プランで使うなら 「1. Claude account with subscription」 です。Enter を押すとブラウザが開きます。

2番は API の従量課金、3番は Bedrock や Vertex AI 経由。どちらも別に設定が必要なので、今は関係ありません。

ブラウザでログインする

ブラウザに表示されたClaudeの接続許可画面

ブラウザが開いて「Claude Code さんが Claude chat account への接続を希望しています」と出ます。Google やメールアドレスなど、いつも Claude を使っている方法でログインしてください。

「承認する」を押す

承認するボタンを押す画面

「承認する」を押します。これで Claude Code が、あなたのアカウントを使う許可を得ます。

認証コードをコピーする

認証コードが表示され、コードをコピーのボタンがある画面

ここが Mac と違うところです。

Mac では、承認したらそのままターミナルに戻って完了でした。Windows では、ブラウザに「認証コード」が表示され、それを自分でコピーして貼り付ける手順が入ります。

「コードをコピー」のボタンを押してください。

PowerShell に戻って Ctrl+V → Enter

Paste code here if prompted と表示されているターミナル

PowerShell に戻ると、Paste code here if prompted > という行で待っています。そこで `Ctrl + V` を押して、Enter。

Mac の Cmd + V ではありません。Windows は Ctrl です。細かい話ですが、両方を行き来していると必ず一度は間違えます。

「Login successful」

Login successful と表示された画面

Login successful. Press Enter to continue… と出たら、ログインは完了です。Enter で次へ。

注意書きを読んで Enter

Security notes が表示された画面

英語で2つ書かれています。要点はこうです。

  1. Claude は間違えることがある。 実行させたことの責任は自分にあるので、特にコードを動かすときは中身を確認してほしい

  2. プロンプトインジェクションのリスクがあるので、信頼できるコードとだけ使ってほしい

2つめは、Codex を Mac に入れるでも同じ警告が出てきた話です。フォルダの中のファイルに書かれた文章が、AI への命令として働いてしまうことがある、という意味です。

フォルダを信頼するか聞かれる

Yes, I trust this folder を選ぶ画面

いま開いているフォルダの中を、読んだり書き換えたりしてよいかを聞かれます。 キーで「Yes, I trust this folder」に合わせて Enter。

中身を知らないフォルダで安易に Yes と答えないでください。 そして普段は、作業したいフォルダに移動してから `claude` を起動するのが正解です。ここでは説明のためにホームフォルダで起動していますが、実際の作業ではやらないほうがいい形です。

Claude Code 準備完了

入力欄が表示された Claude Code の画面

これで終わりです。入力欄に日本語でやりたいことを書けば動きます。

画面の上に、いま使っているモデルと開いているフォルダが出ています。/status で詳しい状態が見られて、/model でモデルを選び直せます。


終わり方と、次に開くとき

終わらせるときは Ctrl + C を2回、または /exit と打ちます。

次に使うときは、作業したいフォルダに移動してから claude と打つだけです。インストールも PATH もログインも、やり直す必要はありません。

cd ~\Desktop\練習用
claude

Windows のフォルダの区切りは \(円マークやバックスラッシュ)です。Mac の / ではありません。

まとめ

1行貼って、PATHを足して、開き直す

覚えて帰ってほしいのは3つです。

  1. 公式の1行を貼る。 irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

  2. `not in your PATH` が出たら、環境変数の「上の欄」に `.local\bin` を足す。 足したら必ず PowerShell を開き直す

  3. ログインでは、ブラウザに出た認証コードを `Ctrl + V` でターミナルに貼る

claude が見つからないと言われたら、まず開き直す。それで直らなければ PATH の追加を見直す。この2つでほぼ片付きます。

うまくいかないときは claude doctor と打つと、どこが悪いかを教えてくれます。その画面をそのままグループチャットに貼っていただければ、こちらで見ます。

次は Windows の Codex 編です。