バイブコーディング収益化
何を作れば売れる?まず「続ける理由」を決める
アプリで収入を作ろうとするとき、多くの人は「どんな機能を付けるか」から考えます。ところが、お金を払ってもらえるかどうかは、機能の数では決まりません。決め手は、その人が明日もまたそのアプリを開くかどうかです。一度使って満足して終わるものは、たとえよくできていても、売り上げが積み上がりません。
そこで狙うのが「30日チャレンジ」という形です。毎日ひとつだけ小さな課題があり、それを終えると進み具合が記録され、同じ挑戦をしている人がそばにいる。課題と仲間をひとつの場所にまとめる、という考え方です。ダイエットでも、英語でも、朝の習慣でも、中身を入れ替えればそのまま使えます。
この形を作るときは、先に「売る形」を決めてしまいます。売る形は3つの部品でできています。毎日の課題、進み具合、払う理由。この3つが揃っていないものは、作っても売り物になりません。次の写真は、その3つの部品を並べたものです。

いちばんつまずくのは、毎日の課題を大きくしすぎることです。「1日で1章分の勉強」のような課題は、たいてい3日で止まります。目安は1日20分ほど。忙しい日でも終わる大きさにしておくと、続けた人が「自分にもできた」と感じます。そして、続いた人だけが、お金を払ってくれます。
- 1日の課題は、疲れている日でも終わる大きさにする
- 終わったことが目で見えるよう、記録の画面を必ず入れる
- 無料で試せる部分と、お金を払って開く部分を最初に分けておく
いくらで、何人に売るのかを先に決める
次に決めるのは、値段と人数の組み合わせです。たとえば月1万ドルを目標にしたとき、道は一つではありません。500人に月20ドル、200人に月50ドル、100人に月100ドル。どれも同じ金額にたどり着きますが、やることは大きく変わります。

安い料金で多くの人に届ける道は、一人ひとりへの説明の手間は少なくて済みますが、そのぶんたくさんの人に知ってもらう必要があります。高い料金で少ない人に届ける道は、人数は少なくて済みますが、「なぜその金額なのか」を納得してもらう説明が要ります。どちらが正しいというより、自分が得意な方を選んでください。文章を書くのが苦にならないなら前者、一人ひとりに丁寧に向き合うのが得意なら後者です。
もうひとつ大事なのが、一度売って終わりにしないことです。買い切りにすると、毎月ゼロから新しい人を探し続けることになります。月々払ってもらう形にすれば、続けている人が土台になります。そのかわり、毎月「続ける価値」を作る責任が生まれます。新しい目標、新しい記録、季節ごとの課題。ここを止めると、人は文句を言わずに静かに離れていきます。
Lovableで、話し言葉から形を作る
ここまで決まったら、いよいよ形にします。使うのはLovable(欲しいものを普通の言葉で伝えると、アプリの形を作ってくれる道具)です。特別な書き方を覚える必要はありません。作り方そのものが変わった、と考えてください。
これまでは、細かい指示を一行ずつ積み上げて、最初から完成を狙う作り方でした。これからは、欲しいものを説明して、出てきたものを直していく作り方です。新しく入った人に仕事を頼むときと同じです。完璧な手順書を渡すのではなく、「こういうものが欲しい」と伝えて、上がってきた下書きに赤を入れていく。次の写真は、その違いを左右に並べたものです。

最初に頼む内容は、欲張らずに3つに絞ります。30日分の課題を、少しずつ難しくなる形で作ること。最初の5日を無料で体験できるようにすること。6日目から先を開くために49ドルを払う画面を用意すること。この3つだけで、売れる形の骨組みは立ちます。

頼むときは、「誰のための」「何日間の」「無料はどこまでで」「どこでお金を受け取るか」を、ひとまとめにして伝えます。ここをぼかすと、見た目はきれいなのにお金を受け取れないもの、が出てきます。逆に言えば、この4つさえ言葉にできれば、最初の形は今日のうちに立ち上がります。
一回の指示では終わらない
最初に出てきたものを、完成品だと思わないでください。あれは下書きです。ここから、続ける気持ちを支える仕組みを足していきます。よく効くのは3つ。誰がどこまで進んだかが見える順位表。質問や報告を書き込める交流の場所。そして、同じ形を別のテーマへ広げる仕掛けです。

足す順番も大事です。まず自分で一通り最後まで触ってみる。次に、身近な数人に使ってもらう。そこで出た「ここが分かりにくい」を直す。この「作る→見る→直す」を何周も回します。頭の中で考えた改善より、実際に人が詰まった場所を直すほうが、ずっと効きます。
やってはいけないのは、最初から全部を詰め込もうとすることです。順位表も交流の場も別テーマも一度に頼むと、どれも中途半端になり、うまくいかないときに直す場所も分からなくなります。一度にひとつ。足して、見て、また足す。
作った後が本番
ここが、いちばん多くの人が止まるところです。公開すれば誰かが見つけてくれる、ということはありません。何もしなければ、利用者はゼロのままです。お金をかけずにできる集め方は、大きく3つあります。

ひとつめは、そのテーマの人がすでに集まっている場所で知らせることです。Reddit(話題ごとに人が集まる海外の掲示板)やFacebook(知り合いや同じ関心の人が集まる場)のグループなどが当てはまります。ただし、宣伝文だけを投げ込むと嫌われます。まず自分が試して分かったことを書き、その流れで「同じ形をアプリにしました」と添える。順番を守るだけで、返ってくる反応が変わります。
ふたつめは、悩んでいる人が検索して読む記事を書くことです。「30日 続かない」のような、その人が実際に打ち込みそうな言葉から書き始めます。みっつめは、利用者同士が励まし合える場を、長い目で育てることです。これがいちばん時間はかかりますが、いちばん長く効きます。
そして、ひとつうまくいったら、同じ形を別のテーマへ移します。課題の中身を入れ替えるだけで、次の30日チャレンジができます。ゼロから考え直す必要はありません。次の写真は、うまくいった型を横に広げる例です。

まとめ:明日やること
大きなものを作ろうとしないでください。まずは小さな30日チャレンジを1つ決める。それだけで十分です。誰のためのものかが決まれば、毎日の課題は自然と出てきます。課題が出れば、無料と有料の線も引けます。そこまで来たら、あとは道具に頼んで形にするだけです。

- 誰の30日チャレンジかを、紙に一行で書く
- 1日20分で終わる課題を、まず5日分だけ考える
- 無料で見せる部分と、お金を払って開く部分の線を引く
- Lovableに、その4点をまとめて伝えて最初の形を作る
- 身近な数人に使ってもらい、詰まった場所をひとつ直す
AI図書館では、AIを仕事で使う話を、やさしく1本ずつ出しています。役に立ったと感じたら、フォローといいねをいただけるとうれしいです。次の回も、ここで会いましょう。
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